吹田市制施行70周年記念・平成22(2010)年度 春季特別展「古代摂津国考 -難波宮と吹田-」が開幕しました。
オープニングイベントには古代食をとりあげ、試食会と講演会がありました。
古代食を用意してくださったのは、カフェたんぽぽのみなさん。
飯(赤米のおにぎり)、海藻・ソーメン入りの汁(スープ)、醬(ひしお)、塩漬けの野菜(漬物)、蘇(そ)、にごり酒・・・右端は石毛先生がご持参くださった鮭の楚割(すはやり=魚を細長く割いて干ししたもの、サケトバですね)
実物を前に、対談は展開。
わずか90分にコメ、醬、肉食のこと、蘇、索餅(ソーメンの先祖)のこと、そして忘れちゃいけない酒のことなど、めいっぱいに話題をつめこんで、質疑応答の時間もとって、予定通り終了いたしました。ごちそうさま。
≪おもな質疑応答≫
≪質問≫
私のように酒を飲めない人にとって大切な米を酒などというものにすることは非常にもったいないと思うのだが・・・
≪答え≫
カトリックのミサにも酒が出る。洋の東西を問わず祭りでは酒が出る。米の酒に限らず、酒を飲んだとき、精神が日常とは異なる状態になる。酔うことで非日常の世界に入れる。それが神との遭遇であったり、日常性から抜け出すことによって精神をリフレッシュさせることができる。酒を知ることで人類は精神世界を豊かにしたとも言える。
以上、酒のみの考える解釈です。(笑)
(こぼら おーぼら)
コメント
古代食のお味はいかがでしたか?
結構おにぎりが、美味しかった!という声が多かったです。それに未知の味「蘇」は、チーズの塩味がなくほのかに甘い味で感激でした。
石毛先生から関東地方が三角にぎりで、関西地方は俵型にぎりと教えて頂きました。そしておにぎりは、日本独特の文化とも。