9月に予定している特別展「ユニバーサル・ミュージアム」の準備がすすんでいます。
信楽と安土でおこなった、広瀬科研の研究会。まことにたのしく参加者の熱意とパワーに圧倒されました。研究会第一日は信楽陶芸の森に集まりました。陶芸の森のプロジェクト「世界でひとつの宝物」、陶器の手触りとインスタレーションというアイデアに、この研究会の「博物館とさわる」の思想を加え新しい展示法を考えようとしたもので、5月におこなった研究会の続きでした。
「まる」と「つるつる」がテーマ、さいわい粘土もたっぷり、みんな思い思いにとりくみました。森の専門家たちの助けもあり、私たちも3年目なので、いい作品ができたようです。このコレクションを利用して、「旅する展示」をやるというアイデアが出ました。
具体的には、まず、すいはくの「さわる展(9/4~10/2)」の核としてつかう、10月29~30日には広瀬先生が主催するシンポジウム(@みんぱく)において紹介展示。そして、将来はまた、美濃 加茂、安土城博、ICU、青森でもできるだろうし、趣旨さえ合えば他の博物館に貸し出すのもいいだろう。
それをやるためには 、しっかりした作品リストの作成とスケジュールの調整が必要でしょう。
基本的な考えは、これらの作品を「宝物」扱いしないこと(宅急便でも送れるようにする)。破損、盗難など にもクレームをつけないことです。そうすれば、小規模だが費用のかからない展示ができる。これから、問題はいろいろでてくるでしょうが、この研究 会の目的の1つがはたせるのではないでしょうか。
5月21日に制作したまん○粘土作品をさわる広瀬先生
(カンチョー)
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