本日15日から「吹田村庄屋 気比家の絵画」がはじまりました。会期は七夕の7月7日(日)までです。ロビーでは「浜屋敷10年の歩み」の展示が同時開催されています。
1時からの開会式では井上哲也市長、浜屋敷尾浦芙久子理事長と小職が挨拶し、参列された衆議院のうえにし小百合議員の紹介もありました。そのあと展示担当の寺澤慎吾学芸員による展示場解説がつづき、2時からは同学芸員による歴史講座「気比家の古き美」(押韻?)がおこなわれました。
見どころの筆頭はやはり金子雪操です。かねてから勇壮な「関羽像」には惹かれるものがありました。しかし、今回は書聖・王羲之の「蘭亭曲水図」が気になりはじめました。というのも、展示解説のなかで酔っぱらった主人を介抱する侍者が描かれていると指摘されたからです。これは他人事ではありません。ディテール(細部)にこだわる必要があります。中国人は呑んでも酔っぱらわないことを掟としています。日本人なればこその構図でしょうか。
浜屋敷展示では多彩な活動の紹介が印象的です。これまでのチラシをステージのバックに所狭しと並べてあります。しかし、日の目を見なかったチラシもたくさんあったとうかがいました。これまたディテールにこだわる必要がありそうです。関係者の皆さま、ありがとうございました。
(展示の機微にふれた館長)
コメント
行基展は他人のふんどしで相撲を取りましたが、今回は正真正銘の館蔵品展です。名残尽きない行基展ではありますが、ブログの看板もそろそろ替えていただけるとありがたいです。
素材を頂けないと替えられません!
担当学芸員に依頼しましたので、お手数ですがどうぞよろしくお願いいたします。
了解しました。大きめの画像で何点かいただけるとありがたいです。