書評

書評

本のご紹介: ユーラシア農耕史 全5巻

ユーラシア農耕史監修:佐藤洋一郎臨川書店 2008~2010 全5冊揃 定価14,910円(本体14,200円)このほど(2010年1月20日)、全巻完結しました。第1巻 『モンスーン農耕圏の人びとと植物』  定価2940円(税込)ユーラシ...
書評

本のご紹介 :『新しい旧石器研究の出発点 野川遺跡』

小田静夫著 『新しい旧石器研究の出発点 野川遺跡』 (シリーズ「遺跡を学ぶ」064) 新泉社 2009年12月 定価:1500円+税野川遺跡は、国際基督教大学(ICU)構内にある旧石器・縄文時代の遺跡です。東京の西、武蔵野台地に位置する広大...
私たちの活動

スーザン・ボイルの時代と博物館の可能性

正月ネタということで、ムリヤリ話をつなげてみました。紅白でご覧になりましたか?スーザン・ボイル。彼女の登場は、今回の紅白で一番の「目玉」だったと言ってもいいでしょう。…彼女は2009年に突然、世界的有名人になったので、スーザン・ボイル?誰そ...
館長ノート

本のご紹介: 『数学が歩いてきた道』

志賀浩二著『数学が歩いてきた道』 PHPサイエンスワールド新書 840円「数学はあきまへん」という人はけっこう多く、私もその一人なのだが、なんの魔がさしたのかこの本を買った。ゼロの概念、円周率π、ピタゴラスの定理、微分・積分、素数、虚数、対...
館長ノート

本のご紹介 : 日高敏隆著 『なぜ飼い犬に手をかまれるのかー動物たちの言い分』

日高敏隆『なぜ飼い犬に手をかまれるのかー動物たちの言い分』PHPサイエンスワールド新書 820円12月14日(月)、地球研に行ったら、研究所内の情報用テレビに日高先生が設立に力を尽くし、初代の所長をつとめた地球環境研究所に対する思いと所員に...
自然

本のご紹介 :河合雅雄、林良博編集 『動物たちの反乱 増えすぎるシカ、人里へ出るクマ』

河合雅雄、林良博編集 『動物たちの反乱 増えすぎるシカ、人里へ出るクマ』PHPサイエンス・ワールド新書006 880円今夏の一町5村のアーカイブ展、第三期の「目玉」講演の1つが河合先生の「野生動物の反乱」でした。ちょうどこの本の執筆中だった...
館長ノート

本のご紹介: 藤本連風著 『鍼の力-知って得する東洋医学の智恵-』 (2009年)緑書房 2400円

アボリジニが煙で病気を治すのを見た。ドイツの薬屋は漢方薬の店のようだった。元同僚のIさんはミクロネシアの島で、ストマイで治らなかった足の傷がおばあさんが葉っぱを集めて叩いた汁をつけたら、一晩でなおった。わたしたちは今、西洋医学の世界に住んで...
書評

本のご紹介 :上橋菜穂子・チーム北海道(著) 『バルサの食卓』 新潮文庫

カンチョーのオーストラリア研究仲間・上橋菜穂子さんの新刊書のご紹介です。上橋さんといえば、「守り人」シリーズが有名ですが、この本は、その主人公「バルサ」が食べている料理を、「チーム北海道」(<南極料理人>の西村淳氏とその仲間たち)が実現化を...
自然

本のご紹介 : 河合雅雄著『少年動物誌』

明後日(25日)午後2時から、すいはくで「野生動物の反乱」と題してご講演いただく河合雅雄先生は、学者としての大きな業績もさることながら、すぐれた児童文学者として知られています。その代表作が『少年動物誌』。マサオ少年の篠山での日々が、動物をと...
九官鳥だより

本のご紹介: 梅棹忠夫著 『山をたのしむ』

梅棹忠夫『山をたのしむ』(山と渓谷社)が上梓された。ここ15年ほどの間に書かれたエッセイを中心とした本である。おそるべき知的生産力。米寿の記念シンポジウムがあったのが、ちょうど1年前。それをまとめた『梅棹忠夫に挑む』が、半年後の年末に出て、...