館長ノート

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小松左京の二金会

小松左京さんは、二金会という毎月一回の会合をやってました。みんなで、酒を飲みながらたのしく、それぞれの分野のトレンド(とくに若手の)を知るための、小松さん独特のアンテナ的装置だったようです。それは、いまも続けておこなわれており、昨日(10/...
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さわる展イベント反省会

「さわる展」でお世話になった「点訳の会 円(まどか)」の反省会が吹田福祉会館でおこなわれました。イベントが、大変楽しかったと。つい張りきって、もっとも難度のたかいタンデムをやったのは、いきすぎたかなという話がでましたが、事故もなく無事に済ん...
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本のご紹介: 『宮本常一と歩いた昭和の日本』

『宮本常一と歩いた昭和の日本』あるく みる きく双書 全25巻、農文協没後30年記念出版平成22年9月より毎月刊行、各巻2940円、全25巻セット73500円久しぶりに本屋に行ったら、考古・民俗・文化人類学のコーナに『宮本常一と歩いた昭和の...
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縄文時代の農耕

『館報12』にのせる論文をようやく書き上げました。 タイトルは「縄文焼畑農耕論」。その内容を簡単に記します。1.それは縄文前期にはじまった縄文時代に農耕があったのではないかということは早くから論じられてきたが、いや狩猟採集だったという意見が...
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シンポジウム『ユニバーサル・ミュージアムの理論と実践』@みんぱく にむけて

一昨日(9/30)はレジュメの〆切日。さわる展のイベントが一段落したので、ようよう原稿をまとめ広瀬さんの部屋に伺ったら、一人、パソコンに向かって黙々と働いていた。さすがに〆切りの日、続々メールが届くので(来ないのもあるけど)、整理が大変だと...
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夏季特別展「自然から学ぼう-災害と環境-」を終えて :反省と展望 

この夏の特別展の統計結果がでました(中間集計ですが)。入場者数4025人、今年はゆとり教育見直しのため、夏休みが短かったので開催日は短く34日、一日平均118人でした。この数字をどう見るか?現場を見ていて感じるのは、けっこう盛り上がっていた...
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琵琶を触って、聴いて、魅了され・・・た!

9月23日午後、「琵琶を触って、聴いて、魅了されて」がおこなわれました。講演と筑前琵琶の弾き語り。場所はロビー、なんと、あの馬の台の上でした。いろいろ使い方があるもんでんねー。講師のS.ギニャール旭西さんはスイス生まれ、ショパンのワルツ研究...
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ナスノタイタン

ナスノタイタンが急に食べたくなった。黒い醤油に浮いた油、深紫色のてかった皮、赤い鷹の爪、という鮮やかなイメージがうかぶ。そこで、家人に頼んでつくってもらった。味が濃く、ぐにゃぐにゃした口ざわり、しかし、酒のつまみにも、飯のおかずにも乙である...
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いささか過剰?… 小山センセイ、快調に連載中

青森県の縄文ファンに連載中の小山センセイの縄文徒然草第4回目は「過大と過小」、カンチョーがちょっとあつくなって(?)書いております。どうぞよろしく!ちなみに、文中に登場する文献、小山修三 『縄文学への道』 1996 とは、↓これです。
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放射能被害地をみる(4) -日本沈没なのか

小松左京さんは(まるで遺言のように)3・11災害は地震・津波という天災と原発による放射能被害という人災の2つをはっきり分けて考えなければならないといっていました。天災のほうは、歴史をひもとけばわかるとおり、それこそ縄文時代から日本人は悩まさ...