館長ノート

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博物館実習

昨日(8/30)より博物館実習がはじまりました。受講生は将来博物館で働きたいという希望を持つ大学生が18人。ことしは、9/4からはじまる「さわる展 みんなで楽しむ博物館」 の演示が中心です。若い人たちからどんなアイデアが出てくるか楽しみです...
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放射能被害地をみる(3) -がんばれ西郷村

私が基地としていた西郷村は白河市の隣、原発からは80km圏の付近にあり、さきにのべた20km圏ほどの切迫した緊張感はなかった。ここでは地震の被害はあまりなく、ところによって道路がいたんでいるところがあるくらい。しかし、農業、牧畜、観光という...
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放射能被害地をみる(2) -ハメルーンの笛吹き男

子供のいなくなったハメルーンのイメージが唐突に浮かんできたのは、30キロ地点の検問所で消防団の人から「ここには2つの小中学校がありますが、子どもは離れた船引町の学校に移しています」と聞いたときだった。町に入るとやはり子どもの姿がない、奇妙で...
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放射能被害地をみる(1) -国破れて山河在り?

磐越自動車道を船引三春でおり、国道288を東へ向かう。福島原発のある浪江町まにどこまで近づけるだろうか。田村市都路町常葉区で道路が封鎖されていた。ちょうど20kmの地点。引き返して常葉行政局に行く。玄関のドアに最新の放射能線モニタリングの結...
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小松左京さんと大震災

カンチョーが、「小松左京さんと大震災」というエッセイを書きました。↓縄文ファン「小山センセイの縄文徒然草」3ご一読頂ければ幸いです。(こぼら)
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バックヤードツアー

博物館の展示室にある標本のかずはごく限られたもので、収蔵庫には100倍以上の標本があります。だから、本当に博物館を楽しもうと思ったら、裏手に回ること、つまりバックヤードツアーがいいということになるでしょう。今回は、収蔵庫の中をはじめ、消毒や...
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シンポジウム@若狭歴史民俗資料館

8月7日(日)午後1時30分から、若狭歴史民俗資料館で考古学のシンポジウムがあった。問題提起は、英国アバディーン大学のピーター・ジョーダン准教授の「土器出現の謎:北ユーラシアの景観考古学」である。1.ジョーダンの講義P.ジョーダン氏は、世界...
私たちの活動

マユちゃんマリちゃん

7月29日~31日は、丹波の森公苑・縄文の森塾の縄文キャンプだった。早いもので、今年でもう10年。私が民博を定年退官になった春とつぜん、河合雅雄先生から電話があり、「こどもに森のよさ、楽しさを学ばせたい。縄文塾という名にしたいので指導をたの...
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散髪ボランティア

シンルイに理容師がいて、神戸震災のとき、仮設住宅へ理容ボランティアにいったそうです。道具は、「白い布、タオル、クシ、ハサミ、バリカン、髪留めピン、手動スプレー、小さな掃除機(電地)」と簡便なもの (髭剃りはしない)。時間は1人約15分、条件...
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放射能教育

NHKニュースで、ゆとり教育の間忘れ果てていた、放射能教育の再考、小学校の先生方が学習を始めたことが報道されてました。その内容は、今回の展示でやっていることとほぼ同じでした。文科省に先立つ、市民委員の先見の明には驚くばかり。先生、生徒、市役...