館長ノート

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焼畑は残った!

すいはくでもたびたびお世話になった、地球研の佐藤洋一郎さんの、農業を考えるプロジェクトなかの1つのグループに「火耕班」があり、農業と火の関係を論じています。今年の会合は、土曜日のブログの山焼きの見学会からはじまった(酒ばかり飲んでたけど)の...
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満月

今夜は満月、たたなずく大和の山から出るのを書斎から見て、一句、うかびました。あまのはらふりさけみればかすがなる、みかさのやまにいでしつきかも。あら、1000年以上前におなじうたよんだひとがいたなー。(もろこしにやあらぬ、やまとにて月を見てよ...
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初詣 -日本人のふしぎな行動

アメリカで暮らしていた頃、あなたの宗教はなんですかと聞かれると苦しんだものだ。無宗教と答えたいのだが、そうするとおまえは無神論者か、何も信じないのか?とこわい顔でせまられる。キリスト教に入らなかったが大学は国際基督教大学でいくばくかの尊敬が...
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「吹田の自然と環境 ~30万年の景観史~」レジュメ

1月15日(土)のシンポジウム「自然と環境を考える」の基調講演で吹田市(北摂)の歴史と自然を考えるというテーマをあたえられて、こんな手法をつかってみました。過去を復元、あるいは予測するためには発掘品や古文書が手がかりになります。しかし、得ら...
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今年のすいはく

年頭にあたって一言ご挨拶申し上げます。国や地方公共団体の財政逼迫ぶりがつたえられていますが、その影響はまず文化事業に及んできます。博物館にはそれがすばやく、直接およびます。昨年のすいはくは、学芸員が3名欠けるという苦しい状態においこまれまし...
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縄文と市民

いつものように、『縄文ファイル』がとどきました。NPO法人三内丸山縄文発信の会が文化庁長官表彰にえらばれたことがのっていました。この会は平成7年、市民が自主的に三内丸山を応援するためにつくられ、平成15年にNPO法人となったものです。「縄文...
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「津軽海峡冬景色」と博物館

昨夜も漫然とテレビを見ていたら石川さゆりのショーをながながとやっていた(どうもパターン化してきたなー)。わたしにとっては、津軽海峡冬景色がとくに印象深い。三内丸山の縄文遺跡がブレークして、縄文時代そのものがみなおされ全国区になり、その結果、...
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「1万人の第九」と博物館

昨夜、漫然とテレビを見ていたら、「一万人の第九」というのをやっていた。大阪城ホールの観客席を埋め尽くした人たちが突然立ち上がり歓喜の歌を歌いだした。おー、あれは観客ではなく、合唱隊だったのか。しかし、こんな第九はドイツでもアメリカでも見たこ...
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若草山山焼きは来年1月22日(土)

若草山の山焼きは1月22日です。どんな山焼きがみられるでしょうか。年あけには準備状況を見に行こうと思ってます。きょうは、いい天気でしたが、かすみがかかったようでいい写真がとれませんでした。(カンチョー)写真は昨年12月のようす⇒2009年1...
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新幹線で青森へ

仙台まで来たので、東北新幹線をつかって12月14日に開通した新青森まで行きました。9:14発⇒11:09着(乗車賃6100円+特急券4410円)、ずいぶん早くなったものです。カネやタイコで迎えてくれると思っていたら、それは開通式の日だけだっ...