館長ノート

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MIOJ  (Made in Occupied Japan)

カリフォルニアから帰ってきました。時差ボケでふらふら。わたしは1971年か ら76年までUCデイビス校に留学していたのですが、車で1時間半ほどのサンフランシスコに行くのが楽しみでした。デイビスの町は大学だけの 小さな町でまわりは畑と牧場ばっ...
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アイデンティティとしての氏神さま

吉志部神社の社殿の再建が順調に進んでいる。焼失のあと直ちに開かれた寄り合いでは、今年の秋の400年記念大祭に間に合わせることになっていたという。氏子たちは自分たちの社でどうせなくなったのだから、テッキンでもプレハブでもとにかく早くという気持...
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災害と文化財

本年秋の特別展は「災害から地域遺産をみなおす~吉志部神社の復興~」、10月9日(日)からはじまります。展示や講演会、イベントなどの大枠が決まり、細部の詰めをすすめているところです。(博物館HP参照)わたしたちは時間の流れにそって動いています...
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畑作農耕

明治初期に書かれた『斐太後風土記(ヒダゴフドキ)』という本がある。当時飛騨には415の村があり、村ごとの産物が、野生食も含めて詳細に書かれている。私はこれを縄文時代研究や民俗生態学の調査につかってきた。この頃の、飛騨の主な農産物はヒエやアワ...
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ナラ枯れ(その2) :飛騨調査報告

飛騨の調査にいくとき、縄文人になっちゃってたので、主食のミズナラが京都の山のようにどんどん枯れてしまったら大変だと心配だった。名古屋から 高山線にのって美濃太田あたりで赤茶けた木が山腹に点々とあるの目についたが、そのあとは、下呂、高山までそ...
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ロープウエイ登山家

ひさしぶりに新穂高ロープウェイにのった。高山から車で約1時間、新穂高温泉駅(標高1117m)から鍋平高原駅(1305m)まで3分、しらかば平駅間で2分歩いてそこから7分、標高2150mの西穂高口駅につく。運賃2800円だから1mあたり2.7...
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ナラ枯れと縄文人口

8/3の毎日新聞に京都の大文字山の周りのナラが枯れて、まるで紅葉したようなショッキングな写真が出ていました。ほんとかなーと思うほどでしたが、このあいだ地球研に行った時、宝ヶ池周辺の里山にナラ枯れが、たしかにおこっているのをみました(この写真...
私たちの活動

気温とブログアクセス(=ページビュー)数

今夏(6~8月)の平均気温は過去113年間でもっとも高かったそうですね。ところで、ふと思いついて、夏季展期間中の最高気温と最低気温変化とブログアクセス(=ページビュー)数を重ねてみました。「ブログは結果の報告だから、1~2日ずらせばおーぼら...
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2010夏季特別展・観覧者数速報

2010年夏季特別展「吹田の自然と環境 ~ヒメボタルのいるまち~」の観覧者数(=展示室をみた人数)および講座等受講者数(=イベント参加者数)の集計ができましたのでお知らせいたします。観覧者数は38日間で合計1769人(1日あたり46.6人)...
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実験展示 --大学生が考える博物館展示

昨日、夏季特別展の展示は市民委員の皆さんによってきれいに片づけられ、今日(8/31)から大学生たちが博物館実習に来ています。今回は、その成果を公開したいとおもいます。「実験展示 --大学生が考える博物館展示 」会期:9月5日(日)~9月30...