館長ノート

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「年明けうどん」 :お正月の食事文化

「年越しはそば、年明けはうどん」と香川県のさぬきうどん振興協議会が提唱したそうだ。なかなかうまいキャッチで、新聞によるとコンビニやカップめんでも新製品が続々登場とある。季節の習俗と食をむすびつけて当てたものに、「恵方ずし:まるかぶり」がある...
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すいはく2009:回顧と展望

2009年の特別展示を振り返り、将来の課題を考えました。 1.1月は、2008年12月にはじまった特別企画「むかしのくらしと学校」展の最中から始まりました。これは、団体で来る小学3年生を対象としたもので1月末から2月がいそがしい。吹田だけで...
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今年をふりかえって

年始年末は何だかバタバタ気ぜわしい。テレビはスポーツ、懐メロ、むかしの映画、そうでなければ若いタレントのバカ騒ぎ。一方、新聞はニュースよりも一年の回顧。ひそみにならってすいはくのこの1年を追ってみることにしたい。まずこのブログについて。20...
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本のご紹介: 『数学が歩いてきた道』

志賀浩二著『数学が歩いてきた道』 PHPサイエンスワールド新書 840円「数学はあきまへん」という人はけっこう多く、私もその一人なのだが、なんの魔がさしたのかこの本を買った。ゼロの概念、円周率π、ピタゴラスの定理、微分・積分、素数、虚数、対...
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初釜の道具:青竹

茶道の世界では新年のお茶会(初釜)に青竹の茶筅を使います。竹の鮮やかな緑色と香りはいかにも新年らしいすがすがいさを感じますね。昨年「千里の竹」展で大変お世話になった、高山竹林園(生駒市)に行ってきました。茶筅組合の理事長さんの家を訪ねて、短...
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季節のあしあと…16.白馬(しろうま)が走る冬の海

昨日のブログ記事の天気図を見ておもふこと---**********わたしのふるさとは瀬戸内海の中央部の四国側にあります。ふだんはほとんど波のない静かな海に面しています。しかし、寒気団がやってくると風が吹き、沖に一面、小さな波頭がたちます。子...
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本のご紹介 : 日高敏隆著 『なぜ飼い犬に手をかまれるのかー動物たちの言い分』

日高敏隆『なぜ飼い犬に手をかまれるのかー動物たちの言い分』PHPサイエンスワールド新書 820円12月14日(月)、地球研に行ったら、研究所内の情報用テレビに日高先生が設立に力を尽くし、初代の所長をつとめた地球環境研究所に対する思いと所員に...
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小学生との対話

館内委員会に出ていたら、「面会者です」、「?」、「お約束したと」、「?」。出てみると、「東佐井寺小学校の4年生です」と小さな訪問者が待っていた。「何かあったらいつでもいらっしゃい」、と去年、むかしのくらしと学校展のとき言ったでしょと。「私た...
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博物館から地域起こしを考える

NPO法人大阪府高齢者大学校の公開講座、「大阪ほんもの講座」で講演しました。場所は関西大学天六キャンパス、11月30日と12月2日に弥生博物館、大阪城天守閣博物館、大阪歴史博物館、そしてわたし、の4人の館長に歴史や博物館の活動ぶりを聞くとい...
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焼き入れを待つ若草山

来年の山焼きは1/23(土)だそうです。下見に山頂まで行きました。フェンス修理で一休みしていたおじさんたちと、火止め作業などの本格的な準備は2週間くらい後から、山焼きの裏方、旧町村の消防団はすでに打ち合わせ会を始めている、今年は、よく乾いて...