館長ノート

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チッキン・コンクリート?

みんぱくのK先生はこのブログでもおなじみの方ですが、雑学の大家。タケについて聞くと、いまその関係の展示会を考えているところ、とのことで話がはずみました。 K先生が高校生の頃(あの有名な府立K高)にはまだ古いプールがあった。「あれはチッキン・...
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竹を探して @みんぱく研究室

タケの話題を探してみんぱくに行きました。 みんぱくでは今、「深奥的中国」という特別展が行われています。 中国はさすがにタケの本場、竹製品の小物が色々あります。 台湾、福建省などをフィールドとするNさんの研究室にはおみやげに買ってきた、タケ編...
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春をまつ三内丸山遺跡

久しぶりに青森に行ってきました。 10年以上前は、三内丸山ブームに巻き込まれ、月1ペースで行っていて、危うく職場を首になりそうになるほどでした。遺跡はその後も着実に調査が進められていますが、世代交代がすすんで若返っています。 だから最近は年...
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竹製品

ある本を見てたら、こんなにたくさん竹製品があると書いてありました。 なんだか思い出の彼方のもの、まだ使ってるもの、高級品と安物、プラスチックに変わったもの(だけどタケのデザイン)など色々あるようです。もっと出てきそうな気もします。もしここで...
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竹は栽培植物なのだ

「竹は栽培植物である」ことが アタマから抜けていたことに気がついた(マダケやモウソウチクなど、わたしたちが普通にタケと見ているものについてで、ササ類はいれていない)。里山の放置と、たぶん、地球温暖化の影響もあって、タケは今、日本のもっとも難...
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高山竹林園 竹と生きる人々

奈良県生駒市高山は生駒山系の北端にある隠れ里のような閑静な集落。こ町の特産品は竹製品で、とくに「茶筅(ちゃせん)」と茶杓、柄杓、花器、茶合などの茶道具は、室町時代からの伝統を引き継いだもの。小刀とヤスリだけでつくる手仕事の極致ともいうべき一...
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ドキドキ会とすいはくの関係

福井県若狭町(旧三方町と上中町が合併)には、全国でもただ一つの縄文博物館があります。赤い朱塗りの櫛やウンチで有名な鳥浜貝塚の出土品が中心。小さな町ですが、DokiDoki会というボランテイア友の会組織があり、縄文の食や衣装、薬などを創意工夫...
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飛騨の竹

タケは草か木か、ササなら草と言ってもあまり文句はないだろうが、丈高くのびるマダケやモウソウチクは木だという意見が多い。私は心情的にいうのだが、草のような気がする。実生ではなく根を伸ばし、地面を覆うようにすごい勢いでみるまに繁殖していくからだ...
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「竹」をテーマに

今年の夏休みの展示は、これまでの埋蔵文化財のものとことなり、「竹」をテーマにやることになりました。竹はいまや千里のシンボルの1つといってもいいほどで、たくさんの人々が興味を持ち、竹林の世話や竹細工つくりなどのグループがあり、活動もさかんです...
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エミリー・ウングワレー展~アボリジニが生んだ天才画家~(その4)

この展覧会には政府が積極的に関与している。それはよくあることだが、個人展、とくにアボリジニにのものは初めてではないかと思う。なぜなのだろう。 まず、これはオーストラリアの新イメージとして使えるぞーという政府の下ごころがあるんではないか。ファ...