吹田市立博物館「昔の文字を読む」展関連
「マヤから文字を見る 文字の本質を考える」
日時:11月19日(日)午後2時~
場所:吹田市立博物館 講座室
講師:八杉佳穂(国立民族学博物館教授)
八杉先生は、マヤ文字やマヤ諸語の比較研究、マヤ征服史の研究にたずさわっておられます。絵のようにみえるマヤ文字は、日本の文字と同じように、表語文字と表音文字からできています。わたしたちは、日本語の書記方法が、アルファベットなどと比較すると煩雑で非効率なものだと思い込んでいますが(ITの世界ではとくに不利だと感じていますよね)、マヤ文字研究家の視点からみると、少々ちがう評価になるようです。そういった文字の本質に関わる話をうかがいます。
八杉先生のプロフィールは民博HP内の八杉先生の紹介ページhttp://www.minpaku.ac.jp/staff/yasugi/をごらんください。顔写真が載っていませんでしたので、研究室におしかけ撮ってきました。(机の前には、あの名筆「高野切」の写真も・・・ホントに文字がお好きなんですね!)
(こぼら)
コメント
フォートグラフィック・メモリーということばがあります。いちど、風景とか絵を見ると、そのまま写真のように頭にやきついてしまうこと。かつてミンパクで、図録の編集をしていたとき、八杉さんが、これは違う絵だ、と言いだし、そんなはずないとチェックしたところ、やはりまちがいだった。マヤ文字などヘンな文字を研究してる人は、やはり変わった能力があるもんだとみんなで感心した覚えがあります。雑誌などに上と下の絵に7つのまちがいがあります、見つけてくださいというクイズがありますね。八杉さんならやすやすと見つけるんじゃないでしょうか