全国市立博物館ホームページめぐり…6.西日本編

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長~い日本列島も、いよいよ四国、中国、九州、沖縄へ…。辛口御免!(評価はokkunの個人的評価です。)

※イメージ写真は、イギリスはロンドン、大英博物館ですねこれは。

☆☆☆☆☆…素晴らしい出来。一般HPのコンテストに出しても入賞できる。
☆☆☆☆…芸術的とまでは言えないが、行ってみたくなる。情報が生きている。
☆☆☆…平凡の域は出ないが、何らかの点で「すいはく」が見習うべきところがある。
☆☆…「すいはく」レベル。もっとがんばりましょう。
…「すいはく」以下。一応あるだけ。

高松市歴史資料館(人口:42万)☆☆☆半
「展示紹介」を超えたHP独自の工夫がある。デザイン・構成はものすごく素人だが…「楽しませる」姿勢があるのは買える。

松山市子規記念博物館(人口:52万)☆
市のHP内にある。固すぎる。「業務内容」「業務概要」では…。マスコットキャラ「シッキー」はいいのだが…。

倉敷市立自然史博物館(人口:47万)☆☆☆半
内容がすごく豊富なのに構成が初歩的で残念…。「友の会のメニュー」が「博物館のメニュー」に匹敵するぐらいある。英語版あり。

広島市交通科学館(人口:116万)☆☆☆
デザイン・構成が素人だが、楽しそうに出来ている。「電脳博物館」「クイズ」「図書・ビデオ検索」も。英語版と、中韓の概略説明あり。

広島市デジタル移民博物館(人口:116万)☆☆☆半
HP上のみの博物館という試みが斬新。ただしデザイン・構成は凝り過ぎでわかりにくい。もっとシンプルに出来るはずだが…。

鳥取市歴史博物館やまびこ館(人口:20万)☆☆半
ナビゲーションは親しみが持て、学芸員の「よみもの」もあるが、項目立てがわかりにくい。

出雲市出雲文化伝承館(人口:15万)☆☆☆
よく整理されているが、ハコモノ紹介に比べ中味(ソフト)の紹介が薄いのが気になる。

萩博物館(人口:5.6万)☆☆☆☆
スマートにしっかりできている。学芸スタッフ紹介、ブログ、記者発表など、工夫がいっぱい。NPOが運営に参画している。

下関市立考古博物館(人口:29万)☆☆半
デザイン・構成がいかにも素人なのが惜しまれるが、情報は豊富でマメに更新されている様子。

北九州市立いのちのたび博物館(人口:99万)☆☆☆☆
情報密度と楽しさが両立しており、情報量があるのに整理されていてハイレベルな出来。スタッフ紹介も非常に充実している。日韓2言語でガイダンスビデオも。

福岡市博物館(人口:143万)☆☆☆☆
一見シンプルだが内容は濃い。学芸員のオススメコーナーもある。1999年以来の記録が蓄積されている。英語版あり。

おおむた石炭WORLD(人口:13万)☆☆☆☆
大胆なナビゲーション。博物館というよりテーマパークの感覚で作っている?しかし見掛け倒しでなく内容も充実!

長崎歴史文化博物館(人口:45万)☆☆☆☆
県と市の博物館を一体化した珍しい館。HPは非常に完成度が高いが運営にカネがかかりそう?学芸員の業績も紹介。指定管理者制度を導入。

佐賀市歴史民俗館(人口:24万)☆☆
水彩画のトップは親しみが持てるが、構成は素人。情報も少ない。喫茶店「浪漫座」のサイトが一番よくできている。

熊本市立熊本博物館(人口:67万)☆☆☆☆
多彩な情報をコンパクトにまとめていて抜かりがない。同好会の紹介がある。ケータイからも見られる。

八代市立博物館(人口:13万)☆☆☆半
文字が小さいことを除けば、小さな市でよくここまでという奮闘ぶり。学芸員の誰がどの企画展示を担当したのかがわかる。

みやざき歴史文化館(人口:37万)☆☆
ナビゲーションはすっきりしているが、中味が事務的で薄すぎる。

奄美市立奄美博物館(人口:5万)☆
素人っぽいが一生懸命作っている。が…2004年で更新が止まっている!

那覇市歴史博物館(人口:31万)☆☆
資料検索が中心機能で、一般人には非常にわかりづらい。もっときちんと語る言葉で書かないと…。

(次回は総括を…)
(by okkun)

コメント

  1. みっちゃん より:

    熊本市立博物館のHPがいいですね。
    タイトルがちょうど カチョーのコメントのように、「夢を育てる博物館」です。それに、学芸員さんの論文に「回想法事業の試みと問題点」が記載され、私がボランティアで活動している「傾聴」が語られています。
    博物館が福祉施設へ出向いての活動をすでに、なさっていたなんてすごい。

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