常設展のない美術館:国立新美術館

先週末、カンチョーが比叡でブンブ、ブンブと唸って(?) いた頃、所用のため東京におりました。その帰り、新幹線に乗るまでに時間が少々あったので、昨年開館したばかりの国立新美術館をのぞきに行こうと思い立ちました。たしか六本木にあったはず・・・ところがJR東京駅ではぜ~んぜん、美術館やら博物館のポスターを見かけない。ツーリスト・インフォメーションも見つからない。トーキョーに来る観光客は、そういったところに行かないのか?いったいどの電車にのりゃいいんだ!しかたなく、本屋に駆け込み、やっと地下鉄の「乃木坂」で降りればいいという情報をゲットしました。

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ところが、乃木坂駅のホームに立ったら、表示がしっかり。方向音痴のわたしでも、ぜんぜん迷っているヒマがない。矢印のとおり進んで、改札を出て、地下道を歩いていくと、「国立新美術館」のロゴが突然あらわれる。え・・・!?駅と美術館がつながってる!それに、壁が白くて、もう美術館のなかにいるみたいだわ・・・

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エスカレーターを上っていくと、入場チケット売り場がありました。ちょうど「ピカソ」展最終日で、雨が降っていたのに、とても混んでいました。(でも、チケット売り場の係の方は、「今は、待たないで入っていただけます」って言ってました。)

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企画展は、ピカソの一生の仕事をたどる展示でしたが、じっくり見ている時間がないので、駆け足で。でも、せっかく来たのだから常設展も一目みておこうと思ったら・・・常設展ってのがないんです、この美術館。コレクションを持たず、企画展と公募展のみを開催するというのです。なるほどね~(だから国立新美術館の英訳は、ミュージアムじゃなくてアートセンターなのですね)。すいはくも、まねしたらどうかしらん。

この日は、1階がピカソ、2階が書道の団体展(無料)、3階が別の企画展(別料金)をやっていました。

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そして、なんといってもすてきだったのが、各階の喫茶&食事スペースと、地下のミュージアムショップ。たしかにピカソは集客力がありそうだけど、食事と買い物目的だけで来ている人がいてもおかしくないような感じでした。つぎに来るときは、時間をたっぷりとって遊びに来たいと思いました。

(こぼら)

コメント

  1. カンチョー より:

    常設展が内という点を除けば、全体設計のありかたはルーブルとひじょうによく似ています。人に来てもらうための1つの工夫でしょうね。すいはくもという意見はコタえるなー

  2. もぐら より:

    ウチのおばが昨年陶芸を出展したときに行きました。地震のときはコワソーな建物。階ごとにレストランみたいなのがあって、むちゃくちゃ高かったような。地下には割とリーズナブルなコーナーもあり、ミュージアムショップもおもろかったです。なぜか『風の谷のナウシカ』全巻が売ってました。

  3. こぼら より:

    なぜか、そのむっちゃくちゃ高い方が混んでいました。とくに3階のレストランは、待っている人の列(椅子あり)がびっくりするほど長かったですよ。そのときは、すいはくみたいに、近くに食べるところがないんだろうなーって思ったのだけど・・・よく考えると、んなわけない立地ですよね。

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