さぬきのうどん

お彼岸の連休で四国に行っていました。おりしも、高速道路1000円化の先駆けとして、本四と明石の橋が安くなっていたので、車がおしよせ そのためか、うどん屋さんに行列ができたそうです。

ひとくちにさぬきうどんといいますが、讃岐のほぼ中央に位置するこんぴらさんを境に2ブロックにわかれるような気がします。太くて、ごりごり堅いのが東タイプ、主として釜揚げ、ぶっかけでいきます。細くてしなやか、しかも腰のあ
るのが西タイプ、ふつうは、かけ(素うどん)でたべる。ソウはっきり区分できるわけではないけれど。

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西のうどんは、まだ観光化が進んでいないせいか、いまだに基本食で、多くの人が一日一度は食べるほど。昔は喫茶店にもあった。だから、名物によくあるように原産地はどこだなどと講釈はたれない。小麦粉はオーストラリア産がいいと言うし、だしの煮干しとかまぼこは前の海でとれる、ネギはとなりの畑から。それなのになぜおいしさか?
茹であがりをすぐ食べるからです。だからその頃をねらって、人が詰めかけてくる。ツーはダイダイ、ユズ、スダチなどを店にキープしておき、それにちょっと醤油をかけたショユカケ、これは、うどんの刺身ですねー。も一つ言えばさらには、安いこと、写真のものは300円でした(250 円の店もあります)。

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ミンパクの若手としてコンピューター人類学と称し、「数値で客観的に物事を分析するのだ」などとイキマイてた頃、食文化のI先生が、「縄文人口はそうかもしらんが、うどんの話となるとメチャメチャ主観的やなー」と言いました。
「そんなことあるかい、うまいものはうまいんじゃ」と答えましたが、はたして通じましたかどうか。

(カンチョー)

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