「自然を知る」レファランス・ルームをつくりたい

吹田アーカイブ展が始まり、順調な出足をみせています。全体を3期に分けて展示するものですが、夏休みに行われる第3期「吹田自然物語」は、ボランティアの方々が中心になったたチームが、展示やイベントについての具体案を、いま詰めでいるところです。

画像 しかし、「すいはく」はこれまで考古・歴史に集中してきたために、自然関係の基本的な書誌が不足していることを痛感しています。そこで、入り口ロビーにある読書室に自然にかんする資料をならべるのはどうかと考えています。
その内容は:
① 動・植物の図鑑
②一般啓蒙書
③絵本など子どもたちにもたのしめるもの
などとなるでしょうが、さらに大切なのは、市や市民が熱心に行っている活動の成果である、報告書やパンフレット類の集積だと思います。聞いてみると、すでに相当量の資料ができているとの報告でした。一般書、絵本については、準備や予算の関係もあり、市民からの寄託とか寄付を考えているところです。

自然、環境問題は、けっして独立した要素ではなく、私たちの生活とは切っても切れないもので、文化の重要な部分を占めています。現在の吹田は都市化が進んで、高層建築が立ち並び、それまで、先人が大切に守ってきた、森や草原、水田と里山、川や池などが急速に失われています。そんな状況のなかで、わたしたちは、何をすて、何を守って、これからの生活を送ればよいのかを、子どもたちも含めて、一緒に考えられる博物館にしたいと思っています。

(カンチョー)

コメント

タイトルとURLをコピーしました