千里という名のついた本: 梅棹忠夫写真展の展示

梅棹さんは千里という地名がたいへん気に入っていました。若いころ駆け回った草原のことに想いをはせていたのでしょうか。民博の住所は「千里万博公園10-1」、友の会を運営する財団は「千里文化財団」といいます。

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みんぱくの論文集、資料集などに(Senri Ethnologilcal Studies, Senri Ethnological Report )「千里」という名をかぶせています。それは、ケンブリッジとかオックスフォードなどの小さな地名(東京とか大阪じゃ広すぎるし、別の意味も混じるのでまず いですよね)が民族学や文学など学問センターとなっているではないかと言うのを聞いた覚えがあります。
画像千里の道は世界に通ず」という今回の展示のタイトルはそんな梅棹さんの思いをメモしたものをとったものです。

また、 自らが住む場所への愛着は千里ぐらし』という本に現れていますが、一方で千里に住むか、職場を持つ友人に呼びかけて千里会をつくり、文章のカラオケと称 して、千里眼』という雑誌をつくり、文を寄稿することをすすめました。その結果、何人もの人が(梅棹さん自身も含めて)、立派な単行本として出版されています。
ロビー中央の馬の前には、これらの本や雑誌がおかれています。どうぞ手にとってご覧ください。

(カンチョー)

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