放射能の国際的風評のために日本から外国人が続々と帰国しているという。そんななかで、1年間、家族づれでやってきたロシア人研究者に会った。 どうしてと聞くと、「ウラジオストックで10数年前に原子力潜水艦が沈んだが、その後とく特に被害もないので」と平然と言った。
今回の東日本大震災の被害は甚大だが、最後に残るのは放射能汚染の問題だろう。広島に原爆が落ちたとき、100年はだめだろうという意見もあっ たと聞いたが、現実には人々はすぐさま現地に帰り町を作り上げていった、これは長崎も同じである。海水汚染を言うなら、対岸にある私のふるさと四国では瀬戸内海の汚染はすごかったのではないか。
さらには、第五福竜丸の死の灰もあった。そういえば、わたしがアメリカで調査したネバダの砂漠やオーストラリアの中央砂漠は原爆実験地のすぐ近くだったことがあとでわかってゾッとした。そして、スリーマイルとチェルノブイリの事故、さらには劣化ウラン弾、世界の各国で計画中の原子炉、世界の海を駆け回る原子力空母や潜水艦、精しく調べてみるとすでに地球そのものが激しく放射能に汚染されているのではないか。
多少の放射能くらいは平気なのか(ならば早くこたえをだしていただきたい)、放射能適応した新種ができるのか、それとも滅びてしまうのか?
人類は、原子力という禁断の木の実を食べてしまった。
(カンチョー)
コメント
地上よりもはるか大量の放射線を浴びた宇宙飛行士たちが宇宙に行く前よりも健康状態データが良くなっている。ラジウムやラドンの濃度が高い「玉川温泉」「三朝温泉」などは湯治湯として有名で最近はがんにも効果的とも言われる。微量な放射線を利用して身体に有益な生理反応(高い免疫反応)を引き起こさせるという学説で症例報告も増えつつあります。
ホルミシス効果といいます。
「日本酒一升を一気に飲むとヤバいけど、毎日一合10日間で飲めばむしろ健康にいい」という理論です。
放射線治療を無料でうけるつもり福島に行ってもいい、などとほざいている抗がん治療中の友人がいます。