中学生の時、図書室で見つけた『青い宇宙の冒険』。不思議な音の原因を探るうちに宇宙の異変に気づき、救うという、インナースペース的ではあるけど、とても想像をかきたてられる内容で、登場人物の描写がとても魅力的な一編です。わたしは学校の図書室から二週間ごとに借りかえて1年間独占するほど(!)この本に夢中になりました。
その後(1984年か1985年だったと思います)、宇宙に関するトークショーが大阪で開かれたとき、なんと小松氏とエレベーターで一緒になりました。これはチャンスだと、思い切って声をかけました。
「『青い宇宙の冒険』が一番好きな作品なんですが、映画かドラマ化する可能性はありませんか?」
「ああ、あれね、企画はあるよ。」
「うわー実現したらうれしいです。先生のご活躍期待してます。」
結局、映像化されなかったのは残念でしたが、あの作品が大好きだということを作者ご本人に伝えることができたのはうれしく、忘れられない思い出です。
(aquaplanet)
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