旧中西家住宅の「模創品」

画像23日午後、中西家名品展の講演会に参加しました。午前の庭園見学につづき、吹田の文化財についての知見を深める絶好の機会となりました。講師は梶山博史先生(兵庫陶芸美術館学芸員)。陶芸の専門家です。中西家所蔵の茶器は名品ぞろい。中国伝来の二彩水注もあれば、久谷吉田屋の井桁形蓋置もある。朝鮮半島の熊川(こもがい)茶碗もあれば、楽焼の菊花文茶碗もあるといった具合に、東アジアの文化交流をしのばせるものが結構あります。講演では日本でつくられた茶器が「中国をモデルに(陶工の創意をくわえて)コピー」したものとして興味深く紹介されました。しかし、コピーにはマイナスのイメージがあるので、そこが悩みの種のようでした。それならば、いっそ新語をあみだしたらどうかと、灰色のノー細胞を活性化させてみました。ひねりだしたのは「模創品」。模造品ではなく、模して創った「模創品」。それなりにクリエイティブな作品です。梶山先生もこの命名が気に入ったらしく、これから使わしてもらうとおっしゃっていました。人口に膾炙するかどうか、ひそかに見守りたいと思います。看取られるだけかもしれませんが…(アルプスの少年)

コメント

  1. okkun より:

    ブログの文章は、もう少しセクションを短く切られたほうがいいと思います。モニターで見るのは紙で見るより目に負担がかかるので…「アルプスは霧(切り)がいい」というシャレはいかがでしょうか?

  2. おーぼら より:

    「模創品」・・・ぼくも使いましょう!
    引き出しに収納しときます。

  3. okkun より:

    モソモソと出してくる…?

  4. アルプスの少年 より:

    霧のアルプス、段落に気をつけます。

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