「粋な黒べぇ見越しの松に~」なんて聞こえてきそうなたたずまい。
この奥にめざす「ミゼット」が潜んでいるのだと、わくわくしながら広報のk氏とコレクター宅を訪問。
現れた笹部肇さんは、もともと大農家の息子だったが読書好きが講じて「笹部書店」を立ち上げたという。今は息子さんが本屋店主。ミゼットコレクターは年のころ70歳後半とお見受けするが、その昔モテタに違いないという風貌。いでたちもかっこいい。大村崑ちゃんの紹介だが、崑ちゃんの芸能生活○○パーティ会場をはじめ、ことある度にミゼットを持ち込んだのがつきあいのはじめだとか・・・。
「親爺の畑のあぜ道に、いつも3本の溝が出来ていたんです」
「あぜ道もそうだけど、ぶどうの収穫などに小回りが効いて最高のパートナー」
など、当然のことながらミゼットへの思い入れは強い。
「では見ていただきましょう」と、中庭の梅を横目に見ながら倉庫へ。
倉庫というより、庄屋さんの蔵へ。
あけてびっくり!ミゼットが3台。Hマークのホンダ軽トラ、いすずべレットのセダンなど6台が「なにさま?」というようにこっちを向いている。
笹部さん、まいりました。全部当時乗り回した愛車だとか。
ちなみに私が免許を取って最初に買ったのはマツダのキャロル。2台目はスカイライン2000GTX.当時一緒に遊んでいた高橋国光という男の勧めで買った車。彼は後に日産ワークスのレーシングドライバーになりましたが・・・。
星野和義というレーサーの、F2デビュー戦を仕掛けた思い出などが甦ってきますね。こんな話を書くとキリがありません。
「ミゼット」を通じてまたひとり、こだわる男に会えて幸せ。
話している彼の目は少年のようにキラキラしていました。(あかちゃん)
コメント
この荷台にバスオールをのっけて、「千里ニュータウン展」ののぼりも立てて、市中引き回し…じゃなかった、千里NT中を宣伝して回りたいものですねえ。
このミゼット本当に動くんだ!!ならば、バスオール乗せて、宣伝カーにしてしまいましょう。開催前に練り歩きです。
40年?も生きてくりゃ、いろいろあったでしょうに、シミ一つなくぴっかぴか!愛されてるのね~ミゼットちゃん、うらやましや。あやかりたいものです。荷台を賽銭箱にしたらどうでしょう?