竹をたずねて

竹をたずねて

筍(たけのこ)と逆上(のぼ)せ -東洋医学の視点-

竹は清清しい植物である。暑い夏の日、竹林に入ると縦に並ぶ群れ。青竹の緑はまばゆい。まして笹と葉がゆれ一陣の風が一頻(ひとしき)り吹けば、結ぼれる心の緒(お)も解けるというものだ。 日本人と竹との関わりは深い。「破竹」の勢い・・・人々のいさぎ...
イベント報告【終了】

すいはく新緑祭 :5月5日(1日目)

今日5月5日(月・こどもの日) すいはくで、 千里竹の会のみなさまによる 竹のおもちゃと遊びがありました。(きょうちゃん) 竹でできているとは思えない模型飛行機や乗り物のコーナーは子どもたちに人気のコーナー ミリカ嬢のエプロンがスペイン製、...
ニュータウン

NTっ子の竹

子どもの頃、街路樹がひょろひょろだったのに比べ、ニュータウン周辺にひろがっている竹藪はりっぱなものでした。竹は、最初からあったという感じ。でも、わたしにとって竹藪は、美しいけれど、あまりうれしい存在ではなかったですね。 だって、とにかくヤブ...
竹をたずねて

竹をたずねて :チャとタケ

この間は、こぼらといっしょに西尾邸の茶室を見学してレポートを書いていただきましたが、昨日(5月1日)、生駒市の高山竹林園を、学芸のIさんと行ってきました。 竹展と関連して: 1.茶筅制作の実演や抹茶接待は可能か 2.バス見学は可能か ・竹の...
地域文化資源

竹をたずねて :旧西尾家住宅の巻(その2)

にじり口から中をのぞくと、こ~んな感じ。 前の袖壁にかざり?の細い竹が埋め込んであります。 そして、奥の茶道口の向かって左の柱が竹。 天井のようす。 こっちも、いろいろ組み合わせてデザインしてあり、複雑。 いろいろな材がつかわれ、竹ばっかり...
地域文化資源

竹をたずねて :旧西尾家住宅の巻(その1)

吹田市ご自慢の旧西尾家住宅(吹田文化創造交流館)をたずねました。 まず向かったのは、お茶室。 写真は、燕庵(現在京都にある藪内家の代表的茶室で、古田織部好み=デザイン、といわれている)写しの「積翠庵(せきすいあん)」です。このほかにも、邸内...
館長ノート

竹をたずねて :台湾で考えたこと

台湾の南投県集集のまちで発掘をしたのは、もう35年もまえ。つよく印象に残っていたがタケノコで、アメリカ留学中の学生が、何でもあるがこの生タケノコだけは手に入らないんだと嘆いていたこと、発酵させたものをざく切りにして豚肉と煮た濃い味のおかずが...
館長ノート

竹をたずねて :台湾編

台中から一時間ほど電車で行ったところに集集という町があります。ここで35年前に2夏、発掘をやりました。 町をうろついていたら八百屋の前にたけのこが山とおいてありました。 皮をとり、大きな鍋で煮ています。そのまま買って行く人もいます。皮が破れ...
竹をたずねて

竹をたずねて :万葉集に出てくる竹

4月13日のブログ(「日本史を動かしたタケ-弓について考えたこと」)で、カンチョーが「竹が移入された植物で、奈良時代には、貴族階級にしか知られていない高貴な植物だった」と書いています。そこで、奈良時代に成立した『万葉集』には、竹や笹が出てく...
竹をたずねて

竹をたずねて :庄野の竹を同定しよう!

広重の東海道五十三次のなかに「庄野・白雨」という有名な作品があります(庄野は、現在の三重県鈴鹿市にあった宿場)。この背景に浮かんでいるシルエットの竹藪のタケ、種は何でしょうか? わたしは、「先がたれているから孟宗竹じゃないか、時代的にもモウ...