リタン トゥー 昭和40年代 ― 諸口あきらトークショー

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夜の静寂に囲まれて、卓上スタンドの青白い光に照らし出される教科書やノートとシャープペンシル。そして、机の端には携帯ラジオ。

リタン トゥー パラダイス、リタン トゥー パラダイス♪と寂しげな歌声の曲が流れていたかと思うと、あの浪花節のような威勢のいい声で「オールナイト電リク!」。

土曜日の深夜は、シャープペンシルは勝手にノートの上を這いずり回っているが、ほとんどの神経はボリュームを下げたラジオに釘付け。そして、いつもの諸口節のセリフ「流れもんに女はいらねえ。」で終わり。

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当時は諸兄ィの顔も知らず、声だけでさぞイカツイひとだろうと想像していました。

『イブニングレーダー』のファンも多いようですが、実はテレビで初めてお顔を拝見してチョットがっかり。男前すぎ。

その「男前」が千里ニュータウン展にやってきました。
独断と偏見の語り口は相変わらずですが、さすがに説得力があります。神戸の大震災発生当日、当時の首相が対岸の火事のように考えていたお粗末な対応をけなし、中東発の石油危機に振り回される先進国を揶揄するお話には思わず耳を傾けてしまいました。

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それでもやっぱり♪リターン トゥ パラダイス♪を歌い始めると「カントリー歌手 諸口あきら」さんでした。心の中で何かがふつふつと湧き上がってきたのは、私だけでしょうか。会場に来られていた方はみなさん諸兄ィのファンに違いありません。静かに、でもしっかりと歌に聞き惚れていました。

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そして、それまでひっそりとキーボードを弾いていたゲストの久保比呂誌さの津軽三味線の演奏が始まると、諸兄ィの泣くような寂しいギターの音色が深く唸る三味の音色に取って代わり、体の内側に食い込んでくるようでした。

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諸兄ィは、「ただ(無料)やし、きたんでしょ?」と何度も会場のみなさんに語りかけて笑いを取っていましたが、ただ(無料)だから来たのではなく、諸兄ィだから来たのです。機会があれば是非また歌と語りを聴かせていただきたいです。

(by 思い入れのkattan + きょーちゃん + おーちゃん)

 

コメント

  1. てつ より:

    深夜放送は 夜 弱かったから 聞いてないなぁ^_^; でも タイガースファンの 唐渡よしのりさんと 諸さんの「諸から談々」はよく聞いたよ♪ ほんと イブニングレーダー聞いてた って年輩の方が 諸さんにサイン求めてはったょ 僕も イブニングレーダー ほとんど毎日聞いてたよ 仕事の関係で 開始30~40分がやっとだったけどね・・・ 佳境で ラジヲから 離れなきゃなんない さみしさ・・ 最終回のイブニングレーダーは 車ん中で ボリュームめいいっぱい大きくして聞いたよ^_^;

  2. てつ より:

    ラジヲ 投稿魔の僕だけど・・・ 「ラジオ屋稼業」諸さんの サイン入りは 妻の投稿でゲット・・・ 21日は 諸さんの バースデーで 我等が綺麗どころ みっちゃんが 花束贈呈 なかなか 粋な演出でしたなぁ 久保比呂誌さんの 誌の字が 「志」に・・・ 明石プロデューサーのお詫びと 「言葉を忘れました」の開演挨拶は ほんま 「粋」やね~ そそ MBS毎日放送ラジオ さてはとことん菊水丸から クオカードが届いた GW前に 混雑しない 穴場で投稿したら どこかで読まれたかな? 聞いた人いるかな???

  3. a.e. より:

    この日は、11時に博物館に来ました。昼食も、ミリカでお茶をしただけで、諸口さんのトークが終わるまでずっといました。一日音楽にひたれて、本当に楽しかったです。ブログにはのっていませんが、二胡というんですか、あの音色がすばらしくて、気に入りました。

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